1月21日 火曜日

 明日から会社に行かなければならなかった。だが、俺には、そんな気力は残って居ない気がしていた。
 お昼過ぎ、雅俊がバイクを修理して持ってきた。葬儀の日、事故ったバイクだ。幸いなのか何なのか解らないが、この時は、バイクの方もたいして壊れずにいたのだった。まるで何かに守られているかのように・・・・・
 そう言えば、俺が海に投げ出されたあの時も、もっと強い衝撃で叩きつけられる筈だった。なのに、落ちる瞬間、誰かに抱きかかえられるように落ちた。不思議な感覚だった。温かくて力強い安心感があった。そう、ルカに抱きしめられているようなそんな感じだった。
[PR]
by karura1204 | 2004-12-01 00:12 | 第六章 冬の花火
<< 1月20日 月曜日 1月22日 水曜日 >>