1月8日 水曜日

 美里がやって来た。
 「純平、少し寝ないと、身体が持たないわ。交代しましょう。何かあったら、すぐに起こすから、ね」
 「ああ・・・・」
 俺は、隣の部屋へ行き、ベッドに横になった。だが、眠ろうとすると、その時のシーンがスローモーションになって蘇ってしまい眠れなかった。だから、またルカのICUへ戻った。
 「美里、駄目だ眠れない」
俺は苛立ち、そう言い放つと壁を叩いた。
 「でも、横になっていて。それだけでも違うから。純平、ずっと寝ていないでしょう」
 「解っているよ。でも、眠れないんだ」
 「しょうがないわね。ちょっと待っていて」
美里は、何処かへ行った。そして、碧を連れて戻ってきた。
 「純平、これ飲めよ。睡眠導入剤だ。これで少しは眠れる」
 「悪いな」
 「気にするな。睡眠薬じゃないから、効きは弱いからすぐ目覚めるよ」
 俺は、ふたりの気持ちを汲んで、薬を飲むと、横になって少し寝た。だが、夢の中にまでルカが倒れたシーンが出てきて、俺は魘(うな)されて目が覚めた・・・・・
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by karura1204 | 2004-12-01 00:21 | 第六章 冬の花火
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