1月7日 火曜日

 ルカが眠りについてから、1夜明けたが、目覚める気配すらなかった。麻酔はとうに切れているのだが・・・・

 俺はその日、産科医に呼ばれた。その話では、お腹を蹴られた衝撃で、子宮壁が壊れてしまったと言う事だった。ルカの意識が戻っても、次の子供が出来る可能性は、ゼロに近いと宣告された。俺は、その話をルカが目覚めた時、話さなければならないが、その勇気は全くなかった。何故なら、俺自身が、一番ショックを受けていたからだった。
 あの日、ふたりで喜びを分け合った時。ルカの笑顔と例えようもない嬉しさは、昨日の事の様に思い出せる。なのに・・・
 ルカ、ごめんよ。俺は、ICUに戻ると、開かない瞳にキスをした。
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by karura1204 | 2004-12-01 00:22 | 第六章 冬の花火
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