1月3日 金曜日

 尊の家からの帰り道、俺たちは墓参りに行った。親父とお袋に報告するためだ。
 「和尚、新年明けましておめでとうございます」
 「おお、おめでとう。新年早々墓参りとは、何か良い事でもあったかな?」
 「ええ、俺も、親父になります」
 「ほおぉ、そうか。それはめでたい。ルカさん、良かったのう。大事にするんだぞ」
 「はい。ありがとうございます」
 「よしよし、線香上げておいで」
俺たちは親父たちの墓へ行くと、報告をした。
 『親父、お袋、俺も親父になる事が出来るよ。本当は俺の子供を抱かせてやりたかったけど、でも、見ていてくれよな。俺、絶対ルカと幸せになるから。頼むな。そうだ、後さ、俺もしかしたら部長になるかもしれない。何だか、色々良い事が続いて怖いくらいだ。躓(つまづ)かない様に見守ってくれよ、な。親父、お袋・・』
ルカも隣で祈っていた。そうして暫く墓の前にいた。すると和尚が呼びに来た。
 「そろそろ、雪が降りそうだ。部屋に入って暖まりなさい。風邪を引いたら大変だぞ」
 「ありがとうございます。純、お言葉に甘えて中へ入れていただきましょう」
 「そうだな。和尚、よろしく」
 俺たちは、和尚に家で、暖まりながら色々と話をして家に帰った。その途中、和尚が言ったように雪がちらついた・・・・・
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by karura1204 | 2004-12-01 01:24 | 第六章 冬の花火
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